『やりたい事が出来る状況』というのがポイントだと思います。それは「写真集」だったり、「写真展」だったり。それから人との出会い。僕の場合だと森山大道さんや瀬戸正人さんや蒼穹舎の太田編集長との出会いがとても大きいです。「写真に対するアドバイス」というよりも『生き方』という部分をすごく勉強させて頂きました。
写真展に関しては、今まで自分自身で全て完結し、開催してきました。僕の場合まずは『写真集』の事を考えます。今回は写真集を年内に出版予定でした。丁度良いタイミングのところで、ニコンサロンで出来たのは、よかったです。
2年間で約1,000枚(プリントで)フィルム換算だと500~600本ぐらいですかね。全国津々浦々歩きました。撮影の方法は電車に乗って歩くこと。リサーチして撮影地に向かうと予想が膨らんでしまい、イメージに合わなくなる可能性があるので、基本的には×(バツ)です。行き当たりばったりですね。
モノクロの良さってフィルム現像からプリントまで全て自分の手作業で進められる事に魅力を感じます。カラー現像の場合、機械の行程が入ってしまうので、あまり好きじゃないんです。 モノクロは写真学校で初めて教わり、好きになれました。今では感光材料が少なくなって大変ですが、無くなるまで撮り続けたいですね。
いや、普通にアルバイトしていますよ(笑)。職業で『写真』をやってしまうと、仕事とプライベートの作品との住み分け、使い分けが出来なくなります。やっぱり割り切りが必要だと思います。
名だたる写真家たちも普段は全く違う事をしている場合が多いと聞きます。 今は写真雑誌が少なくなってきているので、難しい時代かもしれません。
自分のスペースを持ちます。これは、自分が出したい時に出せる場所と言う意味です。森山さんには『CAMP』や『room801』。瀬戸さんには『プレイスM』があるように・・・・
公募展の場合、早くても半年。発表のペースが遅れてしまう事に不満があります。
そんな中、同世代の若い写真家たちでギャラリーを運営しようと。』一年ぐらい前から案は出てましたけど...
ギャラリーをやりたい人は多いけど、実現するのが難しい。だからやります!!
名前は『TAP Gallery』 http://tapgallery.jp/
場所は清澄白河。秘かに今写真業界では熱い場所なんですよ。
基本的には4人の個展と企画展を中心に活動したいです。ゆくゆくは『写真展』を引っ張って行くギャラリーを目指します。
まずは撮り続けて行く事が大事ですね。誰かに『撮れ』とか『撮るな』とも言われません。全て自分自身です。やめてしまったらそれで『終わり』ですから。 写真の基礎を学んだのは、やっぱり学校です。僕の場合は前にも述べましたが、モノクロとの出会いは大きかったです。自分が好きな事が学べるってやっぱり大事ですね。