「真昼の夜空」神田 開主

真昼の夜空って真逆の意味だと思うのですが・・・・

「何時ともわからない時間」を文字にしたものなんですよね。キャプションを読んで理解してもらえたらと思っています。キャプションも補足的な説明にしてありますので、是非実際に見て頂けると嬉しいです。

このテーマを撮影しようとしたきっかけは?

もともと、「夜の散歩」が好きだったこともあって、長坂先生の「自分のポートフォリオを作る授業」で撮り始めたのがきっかけでした。当時のポートフォリオは、フィルムのモノクロ写真で作っていたのですが、2年生のゼミになってからデジタルに変更しました。ちょっと技術的な話なのですが、デジタルに変更した時も最初、デジタルのモノクロ写真で撮影していたんです。RAWデータで撮影し現像する。だけど、RAWデータの中にはカラーの情報もありますよね。あるときカラーで現像したらどうなるのか?と思ったんです・・・そしたらそこには全く別の世界が写っていました。フィルムの場合、相反則不規がかかって倍以上の露出がかかる場所でも、しっかり撮影出来るんですよね。そこから実験的な意味合いも含めつつデジタルのカラーで表現しています。

撮影中のエピソード

まず、犬が吠えますね。一頭が吠えると、近所から瞬く間に大合唱で(笑) よく、警察の方などが巡回されていて、職務質問。なんてお話も聞きますが、僕の行動範囲の内では皆無でした。人が居ませんから。会った事さえありません。凍えるような真冬の真夜中ですしね。
今回の個展では、僕の夜の散歩の再現を試みています。なので作品を見渡すと自分の中では暮らしてきた地域の懐さも含めた様々な感覚で産め尽くされています。田舎で暮らした事がある方には共感してもらえる部分もあるかな、と。

フォトアートゼミから研究科に進みましたよね。日本写真芸術専門学校って神田さんにとってどんなところですか?

「僕の写真の雛形となる、自分の感性を育ててくれた場所」ですね。入学する前は右も左も何もわからなくて。写真を選んだのも周りからの声と、何かカタチとして残るものを残したいという想いから。でも、学生中は大変でした。何度も挫折しましたし、何をやっているのかよくわからない時もありました。
だけど、自分の中で「納得いくまで」という想いと、さっきも言った「カタチ」に残す事。これが僕にとっての大きなキーポイントですね。
授業中、菊池先生が作品の方向性とか応募の方向性などをアドバイスして下さったり、特別講義などで色々な方に見てもらえたりとメリットは凄く大きいですよね。 結果が出るまでは不安でしたけど、本当にこうやって展示が出来よかったです。

研究科修了後の進む方向は?

とにかく今はこの個展に集中することしか考えていなかったので、今のところは未定です。

自作のポートフォリオも置いてありますよね。

そうなんです。これは6×6の二眼レフで撮影した写真なんですが、旅行に行った時のものを纏めてあります。カメラ自体は2年生になった時、友人から譲り受けたもので普段メインで使っているカメラでもあります。写真はフィルムから入っているので1番しっくり来ますね。

これから写真を始めようと考えている方に一言

月並みですが、何か一つのことを続けてほしいですね。続けて行く事でいつか絶対に何かしらのカタチになると思います。そしてたくさん撮ってほしいです。撮る事、作る事がなにより大切だと思います。

東京 2009年4月7日(火)〜4月13日(月) 新宿Nikon Salon juna21 大阪 2009年6月25日(木)〜7月1日(月) 大阪Nikon Salon 

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