ASIAN PERSONALITIES 大佐 彩子さん

大佐さんは2008年度のフォトフィールドワークゼミ卒業ですが、この作品はその時の?

はい。私が海外フィールドワーク(以下海外FW)に行った時の作品です。実はこのテーマになったのは海外FWに行く1ヶ月前くらいでした。これは同じクラスメートの中でも一番遅かったと思います。だからハッセルカメラやカラーネガで撮影するスタイルも本当にギリギリで、ほぼぶっつけ本番的だったんです。
ただ、はじめからポートレートを撮りたかったのは事実で、それは入学する前から秘めていた想いでした。
2年次のプランニングの授業がしんどかった。
フォトフィールドワークゼミはドキュメンタリー色が強く、戦争の写真なども写真集を通して見ましたが、すごく勉強になりました。

そもそも、大佐さんのFWに入学しようと思ったきっかけは?

テレビで写真の世界を知って・・・その時から『写真が勉強したい』気持ちがどんどん強くなって。1年後には東京に行って写真の勉強するって決めていました。バイトしながら一眼デジカメを購入して、バイトの行き帰りに写真を撮っていましたね。そのころは全自動モードでしたが…。スナップも撮りたいし、いろいろ撮りたかった。
自分ではなかなか行動できないけど、フォトフィールドワークゼミに入学して「自分の性格を変えたい」って本気で思っていて。スキルアップ&予行演習に1年間頑張っていました。

そもそも、大佐さんのFWに入学しようと思ったきっかけは?

先ほどもお話したプランニングがしんどかったからか、海外FWが始まったら、とにかく集中して鬼のように撮影していました。もうこの何年間かの想いと、プランニングのおかげで、やるべきことはもう決まってましたので、毎日撮影でした。結局、台湾・ベトナム・タイ・カンボジア・マレーシアと最初のスクーリングまでにブローニーフィルム100本以上。撮影しました。もうコストのことなんか考えられません(笑)。とにかく無我夢中で撮影して、宿(ホテル)に戻ってきて、「うわ!すごい量…」って実感しましたね。

プランニングどおりに、これだけの人々とお会いできるのでしょうか?

会えますね。日本で事前に調べますので、この国のこの場所に行けば会えると言うのはほぼ予定通りでした。この作品の中でも事前に調べてお会いできた人が半分ぐらい。「その場で撮りたい!」って思った人も半分ぐらいは入っています。
海外FWのすごく良いところは、行って覆される喜び。=想像以上の現実。です。これは本当に体験できて良かった。と今でも思っています。

でも、撮影を断られることもしばしば。断られるとめげるタイプなので。(笑)撮影日の一番最初の方が重要ですね。そこでOKをもらえると一日ハッピーですね。逆にNGをもらうと、すごいブルーです。1日良く撮影できても5人から6人くらいのペースでした。
また、人物がかぶらないように、都市部や農村地帯など移動しながら撮影。田舎のほうに行くと民族衣装を着た方にお会い出来るんですよ。インドやネパールは、人種や肌色など、日本人の私とは違うイメージだったので印象的な国でした。
実は当初、ポートレートの後ろにはバックペーパーやグレーの布をかけて撮影していました。しかし、移動中のバックの重さが30kg。それに5kgの布や紙を持って移動するのがとても大変で・・・・・途中で捨てました(笑)こういう部分は日本できっちり練習しておけばよかったって思いましたね。

研究科に在籍していますが・・・

こうやって、個展も決まっていたのですが・・今はテーマを変えて、色々チャレンジしている期間です。日ごろから応援してくれている両親に感謝です。

これからの活動について。

就職を視野に入れていますが、私のこの性格だと、両立できるかどうか・・・不安な部分です。一点集中型というか、のめり込むとあまり周りが見渡せなくなるので。
作家活動もしたくて、海外に行きたいし、語学の勉強もしたいです。自分の作品を海外に持っていって様々な方に見てもらいたい。最近聞いた話ではフォトフィールドワークゼミの先輩が、フランスで作品が認められて、展示が決まったとか。すごくあこがれますね。
海外のギャラリーはまた日本と違った場所なので、色々と見学したいです。とにかく写真の“今”を知り、写真をもっと勉強したいです。

これから写真の世界に入る人へコメント

まだまだ、コメントなんて言える立場ではないですが・・・
今は写真と出会えて本当に良かったです。私の人生で、自分の意思としては一番続いてますから。
写真って知れば知るほど面白いけど、深く知らないうちにあきらめてしまうのはもったいないと思います。いっぱい知ってほしいです。 高校では理系を勉強しましたが答えがすべて繋がったんです。
だけど、写真は全く答えに繋がらない・・・(笑)だけど、自分なりの答えが出てくるから不思議です。そもそも答えと言う概念が無いのかもしれません。
写真は誰でも出来るのがいいなって思います。モノづくりは本当に楽しいですよ。

7月27日(火)〜8月2日(月)  新宿Nikon Salon 9月30日(木)〜10月6日(水)   大阪Nikon Salon 新宿Nikon Salon Juna21 大阪Nikon Salon

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