「Common wealth war cemetery Yokohama」平間 明彦写真展 | 写真の専門学校 日本写真芸術専門学校

新潟県、山形県周辺のとりわけ山間部に住んでいる人達のなかには、ヤマダチまたはマタギと呼ばれる人達がいます。語源は諸説あり、アイヌ語で「冬の人」というのが最も有力だと言われていますが、「熊を捕る猟師」というイメージが現在では定着しつつあります。彼等曰く、最近では90年代以降から生活が大きく変わったと言います。時代を遡ることは不可能かもしれませんが、彼等が山にいるとき、その在りし日のまたはこれからも在り続けていくだろう姿を垣間見ることが出来ました。

日本写真芸術専門学校に入学しようと思ったきっかけを教えて下さい

大学では建築を専攻していました。写真は趣味で撮影していて、ちょうど大学生の時、恵比寿の東京都写真美術館で世界報道写真展を開催していました。その時、RICHARD AVEDONのIn The American Westを観て凄い衝撃を受けて。写真を勉強したい!って、考えるようになりました。
あの時はニューヨークのICP写真学校や写真系の4年制大学なども検討しましたが、日本写真芸術専門学校の授業見学で見た鈴木先生が面白く、ここに決めました。

在学中の思い出や心に残っている出来事はありますか?

当時、1部(昼間部)には高卒が多かった気がします。だけども僕にも4つ下の妹がいましたので、そんなに違和感無く入って行けました。在学中は、モノクロ写真を撮りたくて。 RICHARD AVEDONのファインアートが兎に角かっこいい。ファインアートの技術的奈部分と芸術の部分を学びたいと思っていました。2005年ころ、デジタル化はまだでしたね。 2年生になった時、樋口先生のゼミを専攻。写真はたくさん切られたのをよく覚えています。
鈴木先生の写真を観る授業は、自分に知識が無かったので、面白かったです。4×5や35mmといった作品に対するフォーマットの違いなども勉強になりました。凄く良識的で理論的な授業だったのでオススメです。

作品について教えて下さい。

- この作品はいつごろ撮影されていますか?- この作品は卒業してから。大学時代に民俗学を学んだことがあり、マタギの存在を知っていました。写真学校の学生の頃は忙しかったので、卒業後、仕事の合間で休みをまとめてとり、2〜3週間取材に出かける事を繰り返しました。僕が取材させて頂いたのは新潟県と山形県の県境のマタギの方々。人柄がよく、部外者の僕でもとても良くして下さいました。 何度も取材に訪れたのですが、その都度喜んでくれて・・・。僕は都会のベットタウンで生まれ育っていますから、取材先は田舎ですが、とても楽しかったですね。
ただ、行くまでの道のりが険しく、近くの駅から自転車で30km以上。山道を延々と・・・僕はそんなにたくさんの機材を持っていった訳ではないのですが、現場に行くまでが一苦労です。
- 木村さんの作品は独特な視点から撮影されていますよね - やっぱり最初は良いところしか見ないですよね。ギャップというか嫌な事を見ないというか・・・
距離感を感じましたが、写真にはそういうところが影響されていると思います。 モノクロプリントは有志のカメラマンたちのアトリエで。とても良いプリントが出来るアトリエなんですよ。

写真展を開催して、また年度賞受賞をした感想は?

2008年頃までは日本で作品を見てもらったりしていたのですが、これが全然相手にされなくって。(笑)2009年頃からスイスやフランスで映像関係の仕事もやりながら、欧州で作品を見せ始めました。
海外からは良い評価を頂いたり、写真集も売れました。2010年にはアメリカのワークショップでグループ展を開催。とても良かったです。日本に帰国した時にコニカミノルタ・フォトプレミオに応募したのです。そうしたら通過して。今回は受賞展ですが、最初は2012年6月に開催しました。
今回、年度賞特別賞も受賞出来て、本当に光栄な事だと思います。

現在の活動と目標について教えて下さい。

海外のフリーランスカメラマンのための助成金を受け取りながら活動しています。主に海外での雑誌や新聞社から仕事を頂いています。この後、受賞作品展が終わったらロシアでG20の会合を取材する事になっています。 -ということは、海外での生活ばかりなのですか?- そうですね。年の半分くらいは海外でしょうか。今回のG20の取材も友人から繋がった仕事なので、本当に有り難い話です。 仕事以外では作品撮りを進めています。6〜7つぐらい同時進行している状態です。

みなさんに伝えたいこと。

やはり、自分の好きな事をして、生きていきたい!!と言うのが大事ですよね。
表現する上で“写真”というツールは非常に良い伝達方法だと思います。
あとは楽しんでやるのが1番。やらされるのはNGです。重要なのは自分で考えなければ、自分の経験にはなりません。みなさん、頑張りましょう!!

Space Jing

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