「forest park」青木 秀平

日本写真芸術専門学校に入学しようと思ったきっかけを教えて下さい?

音楽が好きでバンドもやっていて。高校時代は軽音楽部に所属していたのですが...高校は中退しました。何か次に興味を持ちたいと思ったとき、友だちに写真をやっている人がいて、自己表現が出来る良い方法だと思ったんですよね。僕は絵のセンスがまるっきり無くて(笑) その後、高校卒業程度認定試験を受験して、受かったので写真の基礎から勉強しようと。 この日本写真芸術専門学校の学校説明会に行った時、最初はフォトフィールドワークゼミに興味があったのですが、長坂先生に「フォトアートゼミが良いよ」とアドバイスされ、親とも相談し、フォトアートゼミに入学しました。他の学校は見学しないで、日本写真芸術専門学校1本に絞り決めました。

在学中の思い出や心に残っている出来事はありますか?

たしかフォトアートゼミの学生が17?18名くらい居たかな?なんだかすごい独特で、個性派揃い。僕が言うのも変ですけど...。 今でも、ほぼみんなと連絡取り合っていますよ。本当に良い人ばかりです。

-何か青木さ んのオススメの授業とかありますか?-

フォトアートゼミは基本、作品を製作しては講評会で発表して。と言う事を繰り返し行なっていくのがベースにあるのですが、僕は1年次に習った倉持先生のカメラ技術や長坂先生のテーマ作品制作、林憲治先生のスタジオなどは面白かったし、オススメですね。 2年次からはテーマ作品を掘り下げていく事に重点が置かれていて、凄く勉強になりました。 在学中は色々なテーマで撮影したんですよ。

作品について教えて下さい。

- この作品はいつごろ撮影されていますか?- この作品は、2年次の秋に菊池先生のテーマ課題の中に『公園』というものがあって、僕はハッセルを使ってこの作品を作りました。元々は公園の森を天然の森に見せたい!ということで撮影していましたね。因に、今回の展示にはローライも使っています。正方形=スクエアフォーマットにした理由は、イメージが外に逃げないように見せるため。中に絞り込んでいくイメージにしたかったのです。 この作品は外で撮影をしているのですが、僕の中では部屋の中で撮影している・・というか自分の空間で撮影している。って気が凄くしているので、フィーリングを大事にしています。 -たしかに、説明文にも音楽を聴きながら。って書いてありましたよね。撮影するタイミングとかは?-

実はこの写真、日中の10:00から13:00までに撮影しているんですよ。スタジオのライティングと同じように、1枚1枚、同じ光が差し込むように考えているんです。なので、晴天のみ。曇天では撮影出来ません。凄く限定されるので集中してシャッターを切っています。

- どのくらいの公園で撮影されたのですか?-

東京の公園は、ほぼ全部撮影しましたよ。でもここに展示してある7割くらいは新宿御苑かな?スケールも大きくて、癒されますよね。公園で撮影する前に許可を頂くのですが、今回の展示が決まり、新宿御苑の担当の方に連絡し、見に来て頂いた方は日本写真芸術専門学校の卒業生の方でした。世間は狭いですよね。(笑)

-撮影中のエピソードなどは?-

許可をとってから撮影しているのですが、代々木公園などはホームレスの方がいて、どうしても三脚を立てて上から覗く感じで撮影しているのでビデオカメラと間違えられて... 説明するとご理解頂けるのですが、最初は凄い剣幕で怒鳴ってきたのは、怖かったですね。

写真展を開催して感じたことはありますか?

正直なところ安心しました。今回NikonのJuna21には初めてチャレンジしたのですが、自分の世界観が社会・外部の方にも認められて。嬉しいと言うよりも『ほっ。』としたのがぴったりきます。 たくさんの方々に観に来て頂いて。僕の作品展の場合、コンセプトとかベースしか作っていなくて、その先の感想は観ている方が自由に感じ取ってもらうものだと思いました。実は学生時代から先生にはこの事について伝えられていて・・・「作品に意味が見えないよ」的な事を。 でも当時はそれがピンとこなくて。今回の作品展で気付きましたね。

-それでは、収穫の多い作品展でしたか?-

そうですね。本当に色々な方に観て頂いて、感想も頂き、新しい発見もたくさんありました。色々勉強になりましたし、また『人』の繋がりが広がったこともとても良かったです。

現在の活動と目標について教えて下さい。

フリーランスとして作品を創り続けたいです。僕の作品の制作スパンは2年〜4年くらい。僕のコンセプチャルワークはどうしても時間がかかりますが、もう次のテーマ作品の制作に入っているんですよ。今度はデジタルで創りたいと思います。 僕はアンドレアス・グルスキーが好きなので、目指しています。

みなさんに伝えたいこと

例えば、何か他人に言われたとしても、自信を持って作品づくりをした方が良いと思います。 僕は専門学校時代に、「なぜ写真をやっているんだろう?」と悩みました。でもそんな時はムリをして写真を撮らなくても良いと思うんですよね。写真学校の学生なんだから、写真を撮る。ってはめ込むと、すごくキツくなると思います。 入学して間もなく、とある先生から、「青木くんって写真に向いてない」なんてことを言われて、『えぇ!?もう入学金も払っちゃったのに。』って思ったんですけど、でもその先生とはすごくフィーリングがあって、在学中も色々アドバイスを頂きました。今は本当にやってきて良かった。と思っています。

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