タイプーサム 2010・その2

  
タイプーサム 2日目
 
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ホントは夜中じゅう行列を組んだり、何かやってるらしいのですが
なんせそこまでの足がないので早朝の空が明るみ始める時間に出発。
 
バトゥケーブへ着くと空は夜から完全に朝。
みなさん朝も早くから気合い入れて、お清めしたり、刺したり、と威勢が良いです。 
 
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とにかく川辺にはたくさんの人、物、音、人、物、音。
インド系の人らはもちろん行列の準備だったり、仲間の見守りだったりとしていますが、
華人たちもやたらごっつい良いカメラを携えて写真を撮ってました。 
あの気合いの入りようといったらすごいこと。
自分より早くからいたので早朝入りですか、、しかも川の対岸にも、あっちにもこっちにも。
 
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輿を担いでバトゥケーブを目指す人がたくさんいますが、
その輿の名を「カバディ」と呼ぶらしいです。
ヒンドゥー教の軍神で子供の容姿をした「ムルガン」の乗り物が孔雀で、
だから孔雀の羽をたくさん付けたカバディを運んでいるのでしょう。
休み休み進んで行きますが、これまた物によちゃあかなり重そうです。
 
が、みなさん各自趣向を凝らした輿となっております。
バネが付いててやたら、ビヨン、びよんしてたり、
金属性の輿だったり、孔雀の羽が大量にあったりとさまざま。
 
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この行列と人の混雑、太鼓を連打する快音、
気を抜いてこの場に立ってたら圧倒されるかもしれないです。
 
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趣向を凝らすのは輿のカバディーだけではありません。
 
みなさんいったいいつからこのコスチュームやらを考えてるんでしょか。
トランスに入る人たちだって、各自様々な格好です。
  
 この人は背中にオレンジと葉っぱ派      オレンジだけ派
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   ぶどうと花派              背中にフック派(要気合い)
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なぜこのひとらは背中に果物を付けてるんだ??
神様に捧げるためなのだろうけど、なぜ果物??
みかんに、ぶどうに、ライムに、葉っぱに、、、、
  
とか、思ってると今度は りんご 。
 
体中に、しかも両面りんごだらけ!
その時ふと頭をよぎったのは、りんごマン!! だこの人は。
なぜならこの人はりんごを両面に付けているだけではないのです。
横にいる奥さんか、手伝いの人が
りんごをムシャリ食い続けるこの人にパスしてました。
だから手にもりんご、口の中にもりんご。
食べたらまた、りんご。
こらもう、この人はりんごずくし。
 
しかし、
かなりの勢いでムシャリ食ってたので、到着のするころはりんごでお腹いっぱいでしょう。
  
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でも、身体に付けるのは果物や葉っぱ、フックだけではありません。
 
まだまだ。
この服装にも注目したいとこですね。
 
ある人は杖やら武器やらムチ、鈴。神様の持ち物のようです。
  
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この長い黒髪のカツラは、っぽさが増します。
ぎえ〜〜〜〜っってやりながら
赤く染まった舌をだして、眼をぎろぎろ、背中のホックを、ぶらぶら。
 
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とにかくこの格好に、こだわってんだな〜。と感じさせられました。
 
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と、ふらふらしてると
前から気になってた針の階段と椅子でパフォーマンスが始まってました。
 
お祈りを捧げた後、最初に例の甘い匂いのする煙草を飲むように吸い、
両側から二人の男たちが刃を支える上に乗ったり、歩いたり。
 
そして、一歩ずつ確実にライムが歩くとこに刺さった針の階段を上っていきました。
痛そ。
椅子へ着くと、痛みを感じないのか、その勇姿を鼓舞するかのように
幾度となく立ったり、座ったりと、どすんどすん。
 
した後、
そこで見学した人たちが何やら赤いひもをその人に結んでもらっていたので、
流れに任せて自分も結んでもらいました。
何やらの御利益があるでしょうか。
 
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このバトゥーケーブの階段は272段あって
炎天下の中行列を組んでここまでたどり着いた人たちはキツそうです。
さらに大量の人。
階段を上って上の寺院を目指す人たちはゆっくり進まざるを得ません。
そりゃ、横に救護班がいますね。
 
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ミルクをここまで運んで来たのは、自らが飲むためじゃなくて
それを神様に捧げるためです。
だから運んできたミルクは神官に渡して、神様の像にかけてもらってる様でした。
 
まぁ、ほんとにごった返してます。
出稼ぎで来てるインドやバングラ、スリランカの人たちも見学に来てるのでしょうか。 
もちろん外国人旅行者もたくさん。
 
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と、行列の勢いは正午を過ぎると弱まってきたように感じました。
そりゃ熱いし、暑いし、日差しも強いですから。 
 
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何やらの赤い紐をもらったので、これでタイプーサム2010は終わり。 
 
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せっかくのインドを味わうために
スティーブンズ・コーナーのピザナン、砂肝、タンドリーチキンにライチジュース。
 
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ヒンドゥー教は謎多き宗教だと改めて感じさせられました。
 
 

タイプーサム 2010・その1

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2010年もこの時期がやってきました。
 
奇祭 タイプーサム(Thaipusam)
 
本国インドでは危険すぎて禁止になったこのお祭りが
ここマレーシアではまだ見れます。
1月〜2月の間のヒンドゥー教でタイの日にやるんだとか。
 
知り合いのインド系の人に
タイプーサム行きますか。と聞きますと、行かない。
行かない。
私の周りの人たちも行かない。
えっ。
じゃあ、誰が行くの?
  
しかし現場へ行くと、そんな気を忘れるほどたくさんの人がいました。
が、分からないことを聞ける人がいなかったのでいろいろ謎のままです。
 
バトゥケーブへ。 
 
KLからバスにて40〜50分。
タイプーサムの時は臨時バスがKLからもバトゥケーブからもたくさん出ているので、
セントラルマーケットらへんをふらふらしてるとすぐにバトゥケーブ行きのバスに乗れます。
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バトゥケーブに着くとさっそく高い音のする太鼓を連打してたり
行列を作ってバトゥケーブへ向けて歩いてました。
この音楽を聴くと
あぁ、タイプーサムの時期が来たな。
と思いますね。
 
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やたらドレッドの、あれはサドゥーだと思います。
を乗せた輿が大事そうにたくさんの人に囲まれてゆっくり進んでました。
 
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ここバトゥケーブに最近駅がで新しく出来て風景がマイナーチェンジしましたが、
お清めしたり、トランスに入ったりする場所はほとんど変わりなくあります。
行ってみるとやはりグッツがたくさん置いてあって準備してました。
トランスに入った後に背中につけるヤツもたくさん。
 
行列を組んでバトゥケーブまで牛乳を運ぶのですが、牛乳パックから直。
えっ?
あの、これじゃあ、神聖さに欠けるのでは。。
 
昔は牛の乳を搾って、そっからの牛乳を運んでいたらしいのですが、
今の時代は人数も多くなったりで、そうはいかず。
この牛乳パック式になりました。とさ。
 
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と、見学してると
少し横で他のグループの一人がトランスを始めました。
聞くところによりますと猿の顔をしたハヌマーンが入ってくるんだとか。
「キエッ〜〜〜〜ッ!!」
と舌をべろべろしながら出立の準備をして、出発。
杖をつきながら、軽く鈴の音がしてました。
 
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このトランスに入るためには7日間のベジタリアン生活だったり、
いろいろと決めごとがあって皆がみな出来る訳ではないのです。
家族の願いや、さまざまな願い、祈りの為に身を清め神を降ろすのだそうです。
痛みや頭を坊主にしたりするのも、それを神様に捧げるためです。
 
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この未知極まりない状況。
空が次第に暗くなり、また、毎日だけれど、雨が長い線となって激しい音とともに落ちてきた。
湿気も十分に満ちて蒸す。 
男が天を仰ぎ神に祈りを捧げて、あれは降りてきてくれる様祈っているのだろうか。
ライムを四等分に切った後頭のてっぺんに乗せて、一欠け、また一欠け、
そして、半分となったライムを気合いを入れて
「てえーーーーーーーいっ!!」と砕くように果肉を飛び散らせ割ったら
おおおっ!!!
神が、おそらくハヌマーンが降りてきた。ぎえーーーーーっ。
始まった。
火をつけたココナッツの断片を口に入れて、ゆっくりと一旦閉じ、吐き出す。
その吐き出しかたも人それぞれだが。。
眼がぎろぎろと見開いていて大きくなっている。
すかさず横から用意していた、何やらの茶色い甘い匂いのするタバコを差し出し、
トランス状態に入った男は勢い良く、ぶかぶかとタバコで呼吸するように吸い始めた。
 
一人目の男、トランス状態に入りました。
 
その後、雨も一向に止む気配を見せず降り続いている。
仕方なく移動も出来ないためこの場に身を置き、
一人、また一人、また一人とトランスに入っていく姿を見続けた。
まさに日本人である自分には未知の信仰心を見せつけられているよう。
連打音と肌に滑り付く熱さと湿り、この雰囲気が息を呑ませる。
 
その時トランスに入った男たちの数は総勢10人だったと思う。
ここまで長かった。
約2時間はかかった。
ということは、最初にトランスに入った男は、トランスに入った状態で
仲間が全員トランスに入って準備ができるまでの2時間ずっと待ち続けたということ。
あらら。雨の中、ぎえーーーーーっってやりながら。
大変だこと。
 
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もう、そこら中にトランスした人がいます。
楽団の、騒音にも等しいほどの轟音の連打する太鼓の音が
辛うじてこの状況を繋いでいるようにも思えます。
もしその音がなければ崩壊してしまうかのような繊細な空気。
 
誰かがトランスに入った男に話しかけるときは、ものすごく丁寧です。
かがんで、足の先を両手でさっと軽く触れるように触った後
尊敬の目をもって胸に手を当てて話していました。
何やら、この日のアドバイスやらをもらうとからしいです。
 
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そして、初めから数えたら3時間くらいだったでしょうか。
とうとうスタートです。
行列を組んで祈りを纏った人々がバトゥケーブへと向かいました。 
 
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そして、さっきの輿に乗ってたサドゥーらしき人が開会の宣言をして、
どうやら本格的にこの年のタイプーサムが始まったようです! 
 
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この日は暗くなったので翌日もう一回。
その2へ。。 

オラン バテッ

オラン スマブリに続き オラン バテッ(Orang Bateq) に会いにタマンネガラへ
 
タマンネガラ(Taman Negara)の意味はマレー語で国立公園、
70年程前に国立公園になりました。
1億数千年前の熱帯雨林が残っているといわれていて
動物もたくさんおります。
インドシナトラ、マレーバク、ガウル(牛)、
アジアゾウ(たくさんいるらしい)、カニクイザル、スマトラサイ、
シカ、レオパルド、クマ、ヤマアラシ、などなど
全部で約200種の哺乳動物たちがいるそうです。
 
いやいや、まだまだ。
1000種を越える虫たち、300種を越える鳥たち、100種を越える両生類
などなど。
たくさんの生き物がこの太古の森に暮らしています。
しかし、サルたちとたくさん会える事は受け入れやすいですが
なかなか会えないにしろ、トラがまだいたとは、、ちょっと驚きました。
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ナシレマを食べ、自分で食べる食料と水を買い向かいます。
 
いざ行かん、太古の森へ。 
 
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と、思ったら
やはりありましたね。パーム・オイル・プランテーションです。
パームヤシがたくさんある道を抜けたと思ったら
あらら、今度はパームヤシを植え替えるために荒野になっている場所へ。
と、同時に
森の深くですごく古い大きなりっぱな樹であったであろう木の幹を何本も積んで
地鳴りを鳴らしながら逆方向へ向かうトラックと何台も出会いました。
いったいどこから運んでくるんでしょうか。。。
森を大事にするタマンネガラ国立公園とは真逆の存在である、伐採。
 
聞いた話によると
もちろんタマンネガラの樹は切らないけど、その近くから切っている。とのこと。
いい木はわりと高く売れるらしいです。 
あのトラックの数を見ると、かなりの勢いで切られていることでしょう。。
 
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ここでも、スマブリ族の時と同様にラザックさんに案内してもらうことに。
たくさん知り合いがいるようで、
国立公園の入森証やボートの手配もしてくれて、助かりますね。ほんとに。
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やはり、前回同様。
ラザックさんは
「この日本人が泊まりたいって言ってるよ」と言っているのでしょう。
を言って、自宅へと帰って行きました。
 
が、やはり放り出された気は拭えず、
最初はどうして良いか分かりませんね。
 
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最初、オランバテッの人たちを見た時どう思ったかって??
 
そりゃあ驚きましたよ。
なんせ顔がマレー人はもちろん、オラン スマブリと少し似ているけど違くて
色の濃い肌と縮れた髪質。
メラネシア系とか、オーストラロイドというのでしょうか。。
詳しい人種や移動はよく分かりませんが、
思った事は、彼らの先祖がいったいどこからやってきたのか?? です。
アフリカからユーラシアを経てこっちへ??
それとも海から??
 
そんな事を考えてると、
漁に行くということなので同船させてもらいました。 
毎日行くのか聞くと、
たまにしか漁には行かない。とのこと。
ラッキーでした。
 
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先頭に立つおっちゃんが、舵を握る少年に指示を出し船は川を下っていきます。
 
漁の方法は投網。
こっちの方角、もう少し左。もっと、もっと、、、よしよしよし、はい止まれ。
の指示通り舵を握る少年は従い、都合良く船を自在に動かします。
 
素人の自分にはどこを狙って船を止めて投げてるのか分からないのも少々ありましたが、
あれはおそらく川の流れや、水の温度を見極めていたのだと思います。 
 
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一見、感だけを頼りに投げるている。と思える投網漁ですが、穫れるもんですね。 
おっちゃんたち、やります。
 
自分が投げたら、網とともに船から落ちるでしょう。
 
いやいや、、
しかし、暑いの、日差しがめっぽう強いのなんたって!
普段からちょっとは焼けてるのですが
数時間乗ってたら顔も手も足も真っ赤っか。なんてこった。
まさか、KLより太陽の日差しが強いのか?
それともじっと日の本に座り続けていたからでしょうか。。
 
そりゃ、子供達もライフジャケットを被って日よけしますよね。
 
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自分が泊まったバテッ族の住んでいる場所は 
タマンネガラのエントリー・ポイントからボートで約20分川を上ったところの崖の上。
崖の上にあるので、マレーシア人観光客や外国人を乗せた舟、
学生達が歓声や楽しみの声をあげる舟、オランアスリがどこかへ行く舟、
などなど朝から晩まで舟の往来がよく見えます。
それにしても、ボートが来る時のエンジン音はすぐ分かりますね。
鳥たちの話し声と森の静寂の中に遠くからでもエンジン音が響き渡るので。
 
観光客は、
『あれが話に聞くオランアスリの住んでいる場所か。』と思うのでしょう。
崖の上から毎日幾度となく往来を見ているバテッ族の人たちに、大きく手を振ってました。
おーーーーい。といった風に。
でも、やはり日常風景だからでしょう。
いちいち毎回手は振り返さないみたいです。
 
しかし、たまに自分以外川を見ていない時もありました。 
それでも手を振る観光客たち。
おーーーーい。
 
それが日本人だとも知らずに。。。 
 
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ナイトマーケットに行くらしいので連れてってもらいました。
 
ボートにて川を下ること30・40分くらいだったでしょうか、
途中ガソリンを買ったりしながら、少し日も傾きながら。 
 
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帰る頃には赤くなった太陽はタマンネガラのどこか奥のほうに落ちていました。
もう辺りは薄暗く、ボートのスピードもやや速く感じ、
子供たちはナイトマーケットで買ってもらったお菓子をかじってます。
なら、自分も買ったパンケーキをパクリ。
昼の暑さはどこへやら。
夜が深くなるほど涼しさも増していきました。 
 
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実はここから見える対岸の森からがタマンネガラ国立公園で
このバテッ族が住んでいるところはただの森です。
 
あのボートが通っているちょっと向こうの岸に
森の入り口の様なものがあるのを確認できますでしょうか。
そこから、森を抜け、山を越え、他の州までずっと続いているそうな。
もちろん自分に森を抜けろと言っても不可能でしょう。。
話してた彼曰く、
森のことならまかせろ。おれは森を抜けてどこへでも行ける。
とな。
すごいです、ほんと。
 
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ちょっと森へ散歩に行かないか。
 
暇そうに森の声を聞きながら川を眺めている自分を誘ってくれました。
そりゃ、もちろん行きます。
スマブリ族の時と同様に吹き矢を携え出発。
 
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どこからかの草をくしゅくしゅやってると思ったら
それは吹き矢を吹く時に、息で圧をかけて押し出しやすくする物。にするそうです。
でも、ここの森に獲物はいませんでした。
もっと奥まで行かないとダメらしいです。 
 
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テレビでどこかのジャングルで、木から水を飲んでいる姿を見たことがありますが、
まさか自分も飲むことになるとは。
 
水が出てくるのはラテンで、タマンネガラにはたくさん、
たしか18種類だったけな。があるそうです。
この人は全て見極められて、子供たちはまだ勉強中、
自分はどれが何かなんちゃ〜分かりません。
 
スパンッ、スパンッ、と先を尖らせたら、
あらら、水が出てきました。ほぼ無味無臭。
予想外にたくさん出てきて、びっくりです、普通に飲めます。
こりゃ、水筒持ち歩かなくても大丈夫ですね。
見極められれば。。
 
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火起こしに挑戦。
 
国や地域、民族や時代によって火の起こし方は様々でしょう。
彼らの伝統の火起こしでは、火起こし用の木と細いラテンを使います。
もちろん今の時代は彼らもライターやマッチを使ってます。
 
写真にある通り、
木の真ん中をくり抜いて、小さい穴を開けます。
そして、こすりやすくする為に溝を彫ったら木の出来上がり。
 
ラテンは持ちやすくする為に小さい木を端に付けます。 
 
そして、木が動かないように足でおさえて
削るように、強くもなく、弱すぎず、遅すぎず、早すぎず
ぐわーーーーーっと続けてると
徐々に煙が出てきます。
 
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そして、煙が出てきても、なおしぶとく、うまいこと続けると
小さな火種が開けた小さな穴にできます。
 
それを竹を細かく細く削ったものに入れると、
はい。
火のできあがり!
 
すごいです。
 
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バテッ族たちの住むこの場所はタマンネガラの入り口に近いため、観光客が来ます。
マレーシアの学生、外国人観光客などなど。
 
みんなさん、ガイドさんの オランアスリとバテッ族について、の説明を聞いてました。
それによりますと
 
やはり彼らの祖先はアフリカからで、
タマンネガラの中には約7000のバテッ族の家族が暮らしているそうです。
彼らは常に移動を繰り返して暮らしているのですが、
いつ移動するかといいますと
雨で土地がダメになった時、周りに食べ物がなくなった時、集落の誰かが死んだ時、です。
この場所も数ヶ月前に作った新しい場所だそうです。
移動してきた場所から、新しく住む場所に着いたら
絶対に1日で家を造り、住む土地を整備します。
でないと、悪い運が出てくるそうな。
 
などなど説明をしながら
火起こしや、吹き矢のデモンストレーション。
 
マレーシアの学生も、欧米人のグループも吹き矢大会してました。
 
ガイドさんが一言。
『はい、これで負けた人は今日ここで一泊ね。
 あれが泊まる家(自分が泊まってる家)です。』
『えーーーー。むちゃな。』
 
って、すでに日本人が一人ここに泊まってますけど、罰ゲームですか。。。
良いとこですよ。
 
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やはり観光客は、ナチュラルな生活、を感じたいのでしょう。
観光客がここへよく来ることを知ると、
『じゃあ、ここは観光客用の場所なんだ。』
と一人の観光客。
 
そうかも知れません。
観光客が来ると女性や子供は家に入りますが、自分も隠れようと思いましたが、
彼らは快く受け入れ、生活の一片を見せてくれます。
 
しかし、彼らは一時ここに住んでいるだけなのです。
1〜2年ほど観光で数百リンギット(マレーシアの通貨単位)お金をかせいで
また森の奥深くへ戻ります。
そして、他の仲間とバトンタッチ。
バトンタッチする仲間の中には、
子供はもちろん大人もマレー語も英語も話せない人がいます。
まず仕事をするために言葉を教えないとダメだ。と言ってました。
 
森へ戻ったら、また1〜2年は町へ出ないそうです。
出ても、交代でたまに買い出しに町へ行く時だけです、1年に1回くらい。
『あ〜、、今は良いよ。食べ物たくさん食べれるから。森に帰ったらお腹すくんだよね。
 コーラ恋しくなるし。でも森大好きだけどね、最高。』 とな。 
 
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彼らの中に一人だけガイドをしていて、英語が少し話せる人がいました。
いろいろと話せて楽しかったです。
言葉が通じると、分からないことだらけな新文化が少し見通せて全然違います。
 
宗教観について少し。
彼らバテッ族は地を歩く動物は食べず、樹々の上で生活をする動物だけを食べます。
それとは逆にスマブリ族は地を歩く動物も食べます。
現に豚も鳥も食べてました。
なぜ、バテッ族の人々が食べないかといいますと
死者を送る時に、死者が天へすぐに逝けるように
樹のてっぺんにくくりつけます。
地に埋めると動物に食べられたり、荒らされたりするから、だそうです。
その点から、死者を食べたかもしれぬ動物は食べない。ということになりました。
 
しかし、マレーの人からの一言。
樹の上にくくりつけた死体は腐ったりして、臭いを放ちます。
タマンネガラの観光客用のトレッキングコースにもまれにそれがあって、
だからホントは樹の上に死者をくくりつけて送る方法は違法になってます。
 
いや、ちょっと待て。。
タマンネガラは誰の場所。。。?
太古の昔からずっと住んできたオランアスリたちの土地?
それとも、マレーシア人みんなの土地??
でも、森の中で住んでるのはオランアスリたちで
約70年前に国立公園にして、観光客を連れてきてるマレーシア。
でも、マレーシア人もオランアスリもそれで収入の一部にしているし。
でも、オランアスリが収入の一部にしてるのは交代制だから一部の人たちだけで
他の人たちはみんな森の中で生活しているみたいだし・・・。
 
と、一人 問答。
 
 
 
日が暮れていくにつれ
森から聞こえる鳥たちの馥郁たる話し声はより深みをましていきます。
 
新月の夜。
ここは森。暗いから星がたくさん見えるんですね。
あっ。
一つ、星が、動いてる、いや飛んでるんだ。
その小さな光を追っていると、点滅していることに気がつきました。
よく見ると小さな光は青みがかって、空を飛んでいます。
あれは星が空を飛んでるんじゃなくて、
蛍が星のようになりたいから空を飛んでるんだよ。
と、誰かに言われた気がしました。
 
よく森に目を凝らすと、あっ
あそこにも、あっ
あっちにも蛍がいた。
 
 
家に呼ばれてご飯を食べてると
ストリートファイター・チュンリー の映画が発電機を使って始まりました。
ハッ! テイッ! ヤッ!
森に響き渡る戦いの声。 
その後見始めた WWF。 I am the Winner!!!!!!!
夜は更けていきます。
 
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迎えのボートに乗りエントリーポイントへ戻ってきた時は 
この森を初めて見た時の印象とは全然違ってました。
もう昔の生活をしている人たちはいないと思っていた森。
違いました。
森の奥深くではまだまだ残ってます。慣習が生きてました。
 
ちなみに観光客が行くには、入森証にガイドとお金がかさみます。。
 
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実は、火起こしには幾度となくトライしたのです。
 
しかし、、、一度も火種を作るまでにはいきませんでした。
彼らは簡単そうにやりますが、すごく難しいです。
自分がやったら、火種ができる前にラテンが切れてしまいます。
『あーーーーーっ!! 難しい!!』
『簡単だよ。』
どうやら徳田はバテッ族になれないのはもちろん、森でご飯も食べれないみたいです。
ただ得たものは、弱った身体の筋肉が火起こしに耐えられなかった筋肉痛のみ。
 
帰りのボートが来る時まで何回も挑戦してると、 
『これ持って帰っていいよ。』
なんと!
 
ありがとうとさよならを伝えてたら
火起こしグッツ3点セットをいただきました。
先着2名様までバテッ族特製の伝統的火起こしに挑戦できます。
 
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耳でとらえた バテッ語(Bahasa Bateq)!
スマブリ語の時と同様にカタカナで書くため、実際に使うときは発音に注意です。 
 
森へ行く ー チュッバッ ハッ
家へ帰る ー ウィ バハヤッ
食べる  ー チ
飲む   ー アム
水浴び  ー ナイ
家    ー ハニャ
熱い   ー ブッ
 
音はぜんぜんスマブリ語と違います。
もっと、流れるような、こもるような感じです。 
 

イスラム学校

イスラム教の学校へ。
 
いろいろお世話になっているラザックさんと共に。
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今回行ったイスラム教の学校の一つ目は
小学生のための学校です。
腹ごしらえをした後、、
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どうやら訪れるには子供たちへのお菓子が必要なようで
スーパーにてお菓子を大量購入。
 
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基本的に親が子供にイスラム教を学ばせたいから
このイスラム塾のような学校へ子供を送ります。
時間は普通の学校の放課後、月から金の2時〜5時。
イスラム法、コーランの読み方、
バジャウ文字(昔のマレーシアのイスラム教徒が使っていたアラビア文字)、
お祈り、生き方、、とこんな授業内容になっています。
政府から送られて来た4人の先生が教えています。
 
小学校が終わってから平日毎日で、しかも6年間の学校です。
 
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自分が行った時はちょうどバジャウ文字の授業でした。
 
が、
 
小学校に外人が来るとどうなるか、、、
 
もうそりゃ授業どころじゃないですね。
先生には申し訳ないですが、
ぞろぞろと自分がいる教室にどこからともなく生徒たちが集まって来て
わーー、わーーわーー!
ピースやら笑顔の荒波が押し寄せます。
 
やっぱり、外人珍しいですよね。。。 
 
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ちょうど休憩時間だったのでなおさら。
けど、たまにはこういう笑顔ってのも素敵ですね。
 
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これもまた、なぞのローカル フルーツ。
マレーシアは熱帯だからでしょうか、
やたらいろんな種類のフルーツがあります。
もしかしたら、まだまだ知らないフルーツが出てくるやもしれません。
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そして、次はポンドク(Pondok) 
青年から大人のイスラム教の学校です。
 
青年は親から送られてきたりします。
ポンドクでの勉強が終了してからは地元に帰って
地元の普通の職業に就いて、イスラム教を教えたりするそうです。
 
もっとイスラム教を深めたい大人や、身寄りのない老人もポンドクで学んでいます。
 
イスラム教の勉学だけに集中するため、ポンドクの家は簡素で無駄な物がありません。
食事も自分で作るそうです。
 
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訪れたポンドクはまだ新しくて工事中で、
なにやらブルネイからの寄付で建てられたとか。
行った時は9人の男性と1人の女性、そして先生が一人いました。
写真にはないですが、さりげなく自分もマレーの服を着てます。
 
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お祈りをした後はコーランの読む授業でした。
自分はイスラム教徒じゃないので中に入れないです。
外からの見学のみ。。 
 
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夜はラザックさんの家族と外食。
タイのマレー料理です。
ちなみに南タイにはイスラム教徒のマレー人が住んでいて
だから、この食事はイスラムの人でも食べれるんです。
 
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オラン スマブリ

今回はマレーシアの原住民といわれるオランアスリのお宅へ。
とうとう訪れるとは、、、マレーシア人訪問もここまできましたか。
 
ちなみに オラン(Orang)は人、アスリ(Asli)は元々のとか元来の、の意味です。
  
オランアスリは、よくオランアスリとひとくくりにされがちですが、
オランアスリといってもさまざまで、マレー半島内で18民族います。
ネグリトやセノイ、プロトマレーなど大きく分かれていて
バテッ族、スマブリ族と民族名も言葉もこれまたさまざま。 
その分け方は、
数万年前にマレー半島へ来た人たち、オーストラリアのアボリジニーみたいな。
とか、
数千年前に中国雲南の方から来た人。
その後、 
マレー人やインドネシア人、中国人、アラビア人などと混血が進んだ人たち。
などなど、
文化人類学的でしょうか、いろいろと調べれば深く書く事ができるのでしょうが
ちょっとそこまでは行かないでおきます。。
 
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現代は、マレー人や華人と混血が進んだり、改宗したり、町に住んだり、
森で住む事を止めたりしている人たちもたくさんいます。
しかし、
やはりまだ森に暮らすオランアスリたちもたくさんいて
主におおざっぱですが、マレー半島の真ん中あたりの森、タマンネガラらへんです。
などに昔からの生活をしている人がいます。
今回は、パハン州はジャラントゥトゥの近くの、タマンネガラのまた近く
ハリラヤでお世話になったラザックさんの紹介にて訪れることに。  
 
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いちおう、水やお菓子や食べ物をちょいちょい買いつつ。。
やたら高くて、シンガポール人が買い付けにくる川魚を見たり
オランアスリが森から穫って来たヤマアラシなど
ジャブを打った後、
近くの オラン スマブリ(Orang Semoq Beri) の家族の元へ。
 
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ジェラントゥットゥ・フェリーからちょっと行った所に
政府が土地をスマブリ族にあげて移住させた場所があります。
 
そこへの入り口。 
 
さすがに今回ばかしは、何があるのかとどきどきしました。 
  
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ラザックさんは
「この日本人が泊まりたいって言ってるよ」みたいなことを喋って
以外に早く家へ帰って行きました。
 
あらら、この若干不安な心も露知らず。。
 
もう、とりあえず猿がいたので
猿に向かってにっこり。
そしたら猿もにっこり、、、
 
じゃなくて、 ぐわっ!! って きーーーー!!ってやられました。
びっくり。
 
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今回もクリスマスに行ったボルネオ島、サラワク州のビダユ族のように
しかし、それとも全然違う、もちろんマレー人とも全く違う
でもマレーシアにいる、という空間にいることとなったのです。 
 
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電気、ガス、水道がまったくないこの場所。
村と呼ぶにはちょいと小さく、
集落?ともなんともしっくりこず、
家が5戸なので、場所。としますか。。
 
の場所から少し行くとせせらぎがあって、
そこで身体を洗うそうです。
なんと、、これまた
森の中のせせらぎで身体を洗う時代が
自分のフィールドワークでとうとうやってきましたか。
と小さなバケツでゆっくり流れていく水をすくい
バシャン、バシャン、
最初は少しひんやり感じる水をかけ、身体を流します。
これもまた、良いもんです。
  
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チェスマン、彼の家に泊まらせてもらいました。
と少年と共に細いラテンを数本集めに森へ。
 
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彼は繁った森の中から使えるラテンをすぐ見つけ
左の腰に差したナイフで
サラッ、スパッ っと皮を剥いで、くるくるっと輪投げのようにして集めてました。
いやいや、おみごと。
森の知識を少し垣間見ました。
 
ちなみに少年は裸足。
信じられません。。。
この森で裸足とは、なんぞや。
スタスタと何事もなく歩くので、
さぞ強い足の裏を持っているのでしょう。
 
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何の為にラテンを穫って来たかと思ったら
小さい家のような、小屋のようなものを作る用のロープ代わりの為でした。
子供たちがラテン輪投げしている横で縛るチェスマン。
綺麗に縛れるもんですね、ラテン。。
ぜんぜん切れません。切れそうになる素振りもみせません。
とりたて、縛りたてのラテンは水分が残っていて、
まだやわいです。
しかし、縛ってから数日は経ったラテンを見てみると
すっかり乾燥して、緩むであろうと推測させる気も起こさせないほど
しっかりと木々に巻き付いたままです。
ラテンはやり手ですね。
 
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彼らの収入の一部に、
家の回りに植えてあるゴムの木の収入があります。
毎朝、皮削りしてました。
ゴムの木の皮削り専用のような変わった形のナイフで
皮を削ったらそこから白い液が
スーーーーーーっと
その削ったトコをつったって集めカップの中へ
一滴、一滴、落ちます、溜まります。
カップがいっぱいになるには数日間かかりそうです。。
 
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ガスがないので薪も森から拾ってきます。
枝を拾うのではなく、
幹を斧で細かくして使ってました。 
 
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と、家の中でお茶を飲んでると
彼らの親戚が近くの場所から来ました。 
彼らもスマブリ族です。
 
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その親戚の家は政府から援助されたコンクリートの家です。
しかし、彼らの伝統的な木と竹と葉で作られた家とは似ても似つきません。
彼ら曰く、
あの家は暑いから好きじゃない、木の高床式の家が良い。
とのことです。。
 
そして、ヤギの め〜 という連弾の鳴声のする高床式ヤギ小屋を横目に見、
小さいパームヤシのある道を草をかき分け進み、
着いたところは
パーム・オイル・プランテーション。 
 
子供たちはプランテーション内の川を見るとすぐに
ぞくぞくとダイブして、服を着てようがいまいが関係なく、ダイブ。
どぼんっ。
なんと、無垢で無邪気な子供たちなんだろうか!
森に行けば樹々で遊び、川があれば飛び込んで、
家の回りでは駆け回り、みんなで遊んぶ。
笑って、たまに泣いたりしますが、そんなのどうってこたないですね。
子供は遊ぶのが仕事。
という言葉がピッタリ当てはまってて素敵でした、ホントに。
 
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まぁ、正直、
前にプランテーションへ行った時に除草剤の話を聞いたので
ちょっとそこらへんが不安ですが大丈夫ですね。。たぶん。
なんせ低い草はありますが、パームヤシ以外他に木がないもんで。 
 
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水道がないため水汲みもします。
せせらぎの他に湧き水も近くにあって、そこから食事用の水を汲んでました。 
 
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自分が来たからでしょうか、
豚かイノシシをどこからか穫って来たのか、買って来たのか、
でバーベキューです。
 
ビダユ族は毛をバーナーでささっっと現代的にやってましたが
ここでは
パチパチ、と鼻をもって火に直接当てて焼いて剥ぎます。
内臓や肉は竹串に刺してました。あれはおそらくレバー。 
たとえ肉を直接蒔きに置いて焼いていようとも、それでススが付いていようとも
ここでは全然気にならないもんですね。
と言いますか、あれが自然であり、普通に感じてました。
おいしいですし。 
 
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犬も鳥もおこぼれをもらおうと近くをうろうろ。
 
緩やかに煙は縦に上り、和やかに時間は過ぎていきます。 
 
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そして、ちょっとの狩りへ。
オランアスリの一部の人たちは吹き矢で狩りをしています。
この吹き矢はけっこう長くて2mくらいでしょうか、推定。
吹き矢の黒い筒は、その中にある2本の細い竹を守る為のものです。
だから、たしか3つのパーツで出来ています。
竹もちょっと特殊で、細くて長い竹はなかなか無いそうで
吹き矢を一本作るのも大変だそうです。
 
吹き矢の矢。
彼らは矢先に毒を塗って狩りをします。
その名を「イポー」
マレーシアのとある街の名前にもなっています。
木の上にいる小動物を射った時は、数分で木から落ちるらしいです。 
 
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リスが木の上で遊んでましたが、残念。
収穫ならず、でした。
しかしそりゃ、
ゴムの木やらプランテーションに囲まれたこの場所での狩りは難しいですよね。。
 
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ゴム林を抜け、バナナ林を抜け、
少年がとってきたのは、何やらの実。
間違いなくローカル フルーツ。
マレー語でドゥク(Duku)というそうです。 
 
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家へ戻ると、また何やらのローカル フルーツ。
その名を、マレー語でですがランベイ(Rambei)。
残念ながら日本語はもちろん、英語の名前も分かりません。。
ラテンの一種から穫れる、と言っていとような気がします。。。
しかしこれがまた、
すっぱい!!
みんな砂糖を付けて食べてましたが、すっぱいの何のって!
 
でも、ホントに見た事ないローカル フルーツを食べるってのも良いもんです。 
 
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ここで、せっかくなので 耳でとらえた
サバイバル スマブリ語(Bahasa Semoq Beri)
カタカナ表記なので、もし使う時があったら発音に気をつけてくださいね。
 
ご飯を食べる ー  インチャ ナシ
分からない  ー  ラーイン
犬      ー  ジョー
水      ー  ジャオ
熱い     ー  ブッ
猿      ー  タラウ
森へ行く   ー  スワッ カブリッ
家へ帰る   ー  イヨッ ティアン
頭      ー  コイオン
親戚     ー  オンッ
水浴びをする ー  ジャンマル マハミイ
赤ちゃん   ー  カッコン
後で     ー  ディドゥイ
ぶた     ー  ジャル
パン     ー  チャルティ
板      ー  デッロッ
パイプ    ー  オンチョイ
 
それと、おっちゃんが子供によく言ってた
アーモーッ オイ!! って言うのが気になりました。
 
言葉の音はマレー語とも違います。
力強く飛ぶような、跳ねるようなかんじです。
 
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どこからともなくバイク音が。。
 
すると、彼らが声高らかに叫びました
 
「アワワワワワワワワワワ」  「オウォウォウォウォウォウォ」
 
昔、彼らの住んでいた森が走馬灯のように目の裏を走ります。
 
何事!? 突然。
 
バイクに乗ったおっちゃんが登場しました。おかし売りの人です。
やはり町が近いからたまに来るみたいです。 
 
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猿が突然騒ぎ出しました。
 
何事!? 今度は?? なに?
 
どうやら、、何もなかったようで、誤報です。
スマブリの男たちは猿にとつとつと教えています。
言葉は分かりませんが
しっかりしろ、誤報は違うだろうよ。と言っていた風でした。
聞くところによりますと、あの猿はスマブリ語が分かるそうです。
 
と、
毛づくろいもやってもらってました。
 
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Semoq Beri 94.JPGSemoq Beri 95.JPG
Semoq Beri 96.JPGSemoq Beri 97.JPG
いったい何時に寝ていたんでしょうか。
太陽が落ちて暗くなったら大人たちはランプを点け、
子供たちは明日の仕事の為に昼の疲れを癒すべく床に付きます。
自分もKLでは少々夜は起きれるのですが、
ここは違いますね。
自然のリズムの中に入っています。
朝、いつぞやから明るくなった空で目を覚まし、子供たちが早々遊んでいる姿を見て、
昼、飯を食べ、暑ければ休み
夜、暗くなったら甘いお茶を飲んで、慎重に蚊帳で虫を完全遮断して安眠を心がけ、
悪夢はマレー獏に食べてもらうようお願いして目をつぶります。。
静かです。
都市の雑音のないこの空間だから、いくら床が堅くとも寝てしまいます。
たまにゃあ、そのシンプルな流れの中に身を置くってのも良いもんですね。
 
 

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