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風の中で踊れ

港を歩けばいいじゃない

今回はブログを書く機会がすくなってしまいました。何故なんでようか分かりません。言い訳はしません。「詰めが甘い」「新鮮味がなくなったか」などなかなか酷な連絡を身内からいただき、きちんとまた書こうと思った所存でございます。何卒よろしくお願いいたします。

 

DSC07650blog色々な国を回って飽きたとか一度も思ったことはありません。嫌だとか写真がうまくいかないと感じたこともあまりありませんでした。疲れたとかもあまり思っていません。ただ何か肩に重くのしかかってくるものを感じて少し腰を下ろしたいなとは思う時はあります。それは疲れではなくて、プレッシャーでもなくて自分で自分の肩の上に立ってるような気分です。背伸びとは又違う何かです。自分を鼓舞してるんだと思います。自分で自分を奮い立たせてるんじゃないかと思います。一人で応援団をやって一人で選手をやって、一人でコーチをやってとても楽しいいです。そのせいか自分自身のなんかで会話することが多くなりました。前にも書いたことがありますが、本当に自分の中で会話をしているから聞いてるのも面白いです。かと言って決して多重人格のような感じではないです。ただ右脳と左脳が会話をしているみたいです。DSC07643blog

日本までの帰国前5日間は上海ですごすことにしました。上海は大きいです。何があるかわからないし人も多いし、ただ上海はとてもジャズみたいなのが似合う街だなと思いました。タクシーに乗ってた時ラジオから流れてきた曲が夜の上海を別世界に変えてきました。歩くアベックに通り過ぎるタクシー、街灯のオレンジの光、窓から見た上海の景色は情緒的でロマンチックでした。あの一瞬で色んな上海を見てみたくなりました。もっと長くいたいです。恋人が見つかった人はEtta James – At Last  を聞いて欲しいいなと思います。上海でカッコよく黄昏たい人はここでお馴染みの八神純子の黄昏のBay City をきいてほしいいです。なにか訳もなく海へ行きたい人は渡辺真知子のかもめが翔んだ日をきいてみて下さい。

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後半の引率を担当してくださった古市さんとも、もうお別れです。

ありがとうございましまた。

PINK HONG KONG

お呼ばれ香港をされて早4日も経ってしまいました。大きな町へなればなるほど時間の流れは早くて、目を見開いてしっかり物事をみないといけないなと改めて思いました。

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香港にきた時は曇りと雨でした。普通だと晴れていないと初めてくる国では少し残念な気持ちになるのですが、何故だか香港は曇りや雨の日の方が香港島らしさと言うか僕のイメージに近くとても興奮しました。その香港のイメージと言うのもほぼほばSF映画です。ブレードランナーやマトリックス、攻殻機動隊にAKIRAなど近未来的な要素の強い作品が僕の中にできた香港でした。香港に対するギャップもなく、けれど馴染めるほどの時間もなくもっとここで時間を費やしたいと思う反面、都市へのみ込まれないか不安になりました。大きいが故に見えなくなってしまう何かと戦わないといけない、そう思いました。大きな町は好きなんだけれども何処か怖くてイヤになってしまう時があります。つまらないとか飽きるとかではなくて都会に暮らす人はみんな強くて、時々そんな強さに負けてしまう気がします。みんなが都会での時間を持っていて町がその時間を作りつつも都会の住人たちもその時間をつくるんではないかと思います。

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そんな事を思いながら午前2時半香港島の24時間ファミレスでステーキを食べていました。都会は1人では寂しいですね。眠らない町、香港はまだ寝たことがないのかもしれませんね。一度はゆっくりと休んでみて欲しいです。八神純子の「Mr. メトロポリス」と言う曲があります。そこで彼女は「都会は一日一度だけ 素顔を見せてくれる 私は好きなの夜明け前の ブルーグレイの横顔」と歌っています。

DSC07218blog香港ではそんなに朝早起きをすることはなかったのですが、夕方山からみたピンクの香港それがなんだか香港の素顔だったんじゃないかと思います。そのピンクの香港は五分ににも満たないほんの少しの時間でした。一瞬だけ雲がピンクになり香港が夜に変わる前のお色直しのような、これから夜を頑張るぞ、その前にひと休憩のように悪いため息ではない、息抜きをしているかのようでした。香港はその一瞬素顔を見せてくれたんじゃなかと思います。DSC07564blog

この旅できた一番大きな都市なんではないかと思いました。東京と似ているようで、似ていない。都市と呼ばれる位の大きさはありつつも東京ではないし、似ている部分もそんなに感じられませんでした。確かに都市ではあるけれど、不思議な町でした。香港人も香港もなんだかアジアの中では今までと違いました。そんな香港住んでみないと見えてこないことが沢山あるんじゃないかと思っています。どこの国でも住んでみないと見えてこないことが沢山あるのですが、香港は特にそう思いました。

お呼ばれ香港、また来て桂林

事物のせいにして言い訳をするのは良くないと思います。けどそうやって言い訳したい時もあると思います。今は昆明から桂林に来ています。桂林は水墨画で有名なはずです、みなさんも一度はご覧になったことがあるかと思います。山のような大きな岩が切り立つ川を小さなボートが行き来する絵や写真をきっと。僕自身もその桂林にいます、いるだけです。町にいるだけです。基本的に遠い観光地に行く時は現地のツアー会社を頼るのですが残念なことに中国の夏休みの影響もあり、台風もありどこにも行けません。時間が1日しかないと言うこともあって、まった動くにも動けず終わってしまいそうです。とても残念です。悔しいです。けれどそんな事もあるさと軽い気持ちで楽しまなければなりません。きっと他にいい事があるはずだと。自分自身にそう言い聞かせています。これをやらなきゃ、あれをしなきゃと慌ただしくしていると見えるものまで見え無くなってしまいそうです。めげず、急がず、気張らずに風のようにサラリとしていたいです。DSC07066blog

(実家の犬に似ていた雲)

明日から香港に行くのですが、なぜだか分かりませんが香港と言う町に対する興奮がグツグツと湧き出ています。早く行かないと、香港が僕のことを呼んでいる、「香港に行かねばならない」とそう思うんです。プランとしての香港が待っているのではなく、香港自体が待っているんだとそう感じます。インドも同じように感じました。奴らが待っていると、僕を呼んでいるとそう感じました。とても抽象的で分かりにくいかと思いますが。そう感じるんです。少しは期待をしていますが、期待というより呼ばれている、「行かないといけない」「呼んでいるんだ」と。

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それは祭りの太鼓と笛の音が寝ている僕を夢からゆっくりと引っ張りだすのに似ていています。遠くから微かに聞こえるボンボン ピッピッ ボンボン ピッピッと町の子供達がゆっくりと日曜の朝から起こしだすアレに似ています。それを決して五月蝿く感じることはないのです。

 

その祭りの音を聞くたび、夢の中で子供達が天狗のお面と神主の格好をして神輿をひく姿を僕は家の窓から眺めているのでした。そして午前中の薄暗い家の玄関先までやってくる、小さな神様たちの姿をみて僕は少し怖気つくのでした。そこには色がなく、それはまるで眠いモノクロ写真を見ているかのようです。DSC07022blog

香港に感じる其れは、その祭りの音を聞いて感じる其れに似ています。それは何故なのか行ってみないと分かりませんね。色のないモノに色をつけられるのか。どんな写真になるのか楽しみでもあります。