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魅力的な日常を切り取る。フジモリメグミ写真展「kairos」

(07 月 13 日更新)

 

「『どうして写真を撮ってるの?』と聞かれたら困っちゃいますね。『どうして生きてるの?』と同じくらい難しい質問なので…」

そう語るのは、写真家・フジモリメグミさん。
清澄白河にあるギャラリー「TAP Gallery」の共同運営や展示、写真集の出版など、幅広く活躍されています。

 

日本写真芸術専門学校の講師も務めるフジモリさん。本校フォトフィールドワークゼミの出身でもあります。


彼女の作品は、どこにでもある日常を切り取ります。どこにでもある、だけど、ふと目を奪われる、不思議な魅力を持っています。

 

 

そんな魅力的な表現のバックボーンや、現在開催中の写真展について、お話を伺いました。

 

 

 

 

—高校生の時に写真を学ぼうと決めたとのことですが、当時から写真を撮るのが好きだったのですか?


芸術系の高校に通っていたので、絵を描くための素材集めや、作品を記録するために撮ることが多かったですね。あくまで絵がメインで、写真はその延長、といった感じで。

 

 

—それが、「世界報道写真展」のポスターに感銘を受けて、写真を学ぼうと決めたのですよね。


そうですね。あとは、授業でナン・ゴールディンという女流カメラマンの作品を見たこともきっかけの1つです。「写真は記録するだけじゃないんだ」という衝撃を受けました。今までは美術表現の記録として捉えていた写真。これからは、作品表現として学びたいと思い、日本写真芸術専門学校へ進学しました。

 

 

 

—写真を学ぶため、日本写真芸術専門学校に入学されたフジモリさん。半年間の海外フィールドワークでの取材撮影は、今どんなことに役立っていますか?


元々フットワークが軽い方ですが、更に行動力がつきました。例えば、一人旅の範囲が国内から海外へ広がったり。海外フィールドワークの後に、もう一度写真を撮りに、同じ経路をまた廻ったこともあります。

 

 

—海外フィールドワーク中は、個人行動が多いそうですが、女性でも大丈夫なのでしょうか?


女性だからというよりは、日本人だから気をつけなければならないこともあります。ただ、困りごとがあってもすぐに引率のスタッフや先生に連絡できるので、安心でした。
実は女の子の方が適応能力が高かったりするんですよ!中には、慣れない環境にちょっとしんどそうにしている男の子もいましたが、女性陣はピンピンしてましたね。

 

 

 

—普段、作品づくりで特に心がけていることは何ですか?

 

とにかく作品をたくさん撮るようにしています。年3回、展示をしているのですが、写真が足りなくならないように。
展示のために写真を撮るというよりは、普段撮る写真の中から選んで展示をする感じです。

 

 

—魅力的な写真を撮るために、どういったことを意識されているのですか。

 

常に新しい情報をキャッチして、新鮮でいることを大切にしています。写真の表現の幅を広げたい人は、自分の興味のない分野でも積極的に吸収してみてください。できれば雑誌を読むのがいいかな。SNSも良いですけど、自分の欲しい情報しか見ることができないので…。私も学生時代から、色々な雑誌を読むようにしています。

 

 

—展示の名前が神話の神さまの名前で統一されていますが、何か意図があるのですか?


作品の内容を意識させないためです。
かつ、響きが良くて、一貫性のあるシリーズものの名前が良いなと思ったので。

 



 

—今回、銀座のニコンサロンで展示をされるとのことですが、見どころを教えてください。


ニコンサロンは、TAP galleryより広いです。せっかく普段より広いギャラリーでやるので、印刷も大きく、まるで作品の中にいるような体験ができる展示にしたいです。

 

また、普段は主にファンの方が来てくださるのですが、今回は通りがかりでふらっと入ってくれるお客様もいらっしゃると思うんです。だから作品も、できるだけ分かりやすく、シンプルに「綺麗だな」と思ってもらえるものを選んでいます。今回選んだ写真は、私自身も「部屋に飾りたいな」と思います。

 

 

—これから写真を学びたいという人に向けてメッセージをお願いします。

 

何かを突き詰めるって、自分自身を動かす力になるんですよね。私の場合は写真でした。今はインスタグラマーやブロガーなど、写真に関わる層が変わってきています。でもやっぱり、オーソドックスな写真を学ぶって素敵なことだと思います。ぜひ1歩、踏み出してみてください。

 

 

 

華やかで柔らかい姿からは想像できないような、たくましいエピソードや、職人気質な一面を伺うことができました。

 

そんなフジモリさんの作品を、実際にご覧になってみてはいかがでしょう。

 

 

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■写真展情報
kairos」フジモリメグミ写真展

会 期:2018年7月11日(水)-7月17日(火)

会 場:銀座NikonSalon http://www.nikon-image.com/support/showroom/ginza/

住 所:〒104-0061  東京都中央区銀座7-10-1 STARA GINZA 1F

時 間:10:30~18:30 (最終日15:00まで) 日曜休館・入場無料

電 話:03-5537-1469

備 考:フジモリ メグミ×鳥原 学 トークイベント

    2018年7月14日(土) 14:00~15:00

    フジモリ メグミ(写真家)氏と鳥原 学氏(写真評論家)による

    トークイベントです。お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

会 期:2018年8月9日(木)-8月22日(水) 8/11(土)-14(火)夏季休館

会 場:大阪NikonSalon http://www.nikon-image.com/support/showroom/osaka/

住 所:〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階

時 間:10:30~18:30 (最終日15:00まで) 日曜休館・8/11(土)-14(火)夏季休館・入場無料

電 話:06-6348-9698

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フジモリ先生から直接写真を教わってみませんか?

 

普段の授業でも教鞭をとられているフジモリ先生。

オープンキャンパスでも、フジモリ先生の講義を受けることが出来ます。

本校の生徒以外の方も、直接講座を受けられるチャンスです!

 

フジモリ先生がご担当する講座と日程はこちら▼

 

7/22(日)

基礎から学ぶ!写真撮影講座

 

8/19(日)

東京フィールドワーク(浅草)

 

詳細はリンク先にてご確認ください。

http://www.npi.ac.jp/oc/index.html

 

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フジモリさんの過去インタビュー記事はこちら▼

http://npi.ac.jp/extra/interview47.html