「タイトル: 豆のスープ/カンボジア3.0」末永旭 写真展

ファッション業界を中心に、芸能、音楽、広告など多岐にわたり活動を展開している本校卒業生のフォトグラファー 高橋優也さん。 フォトグラファーとして第一線で活躍している高橋さんですが、なにやらYouTuberと新しい写真展を開催するとのこと。
新しいエンターテイメントの形を確立し、今やクリエイターと位置付けられるYouTuberの彼らとどのような展示を行うのか、取材に行ってきました!

場所は、渋谷のど真ん中にある「GALLERY X BY PARCO」
一際目を引く派手な広告!!スペイン坂の中腹にあるギャラリーの扉を叩くと、高橋さんは笑顔で迎えてくれました。

写真展開催のきっかけは?

©高橋優也 UVERworldのTAKUYA∞さんから、「面白い奴がいるから紹介するよ」と言われてたんです。でもそれより先に、たまたまUVERworldのライブでその面白いと噂の『東海オンエア としみつ』『水溜りボンド カンタ』とバッタリ会ったんですよね。同世代ということですぐに意気投合して、僕が写真を撮ってるんだって話をしたら「機会があったら写真撮ってくださいよ!」ってことになったんです。実際に撮ってみるとめちゃめちゃかっこよく仕上がって、「これをなんらかの形にしよう」ということでこの展示に繋がりました。半年間かけて準備しました!

「MOVE!!!」というタイトルにはどんな意味が?

一つの場所に止まらないで、いろんなところに動き回っていろんなことにチャレンジするって意味です。そんな姿の彼らを撮っています。撮影セットも衣装も展示の照明や装飾もいたるところに“高橋優也色”を盛り込み、僕の世界に彼らを引き込んだらこうなるっていうのを見せようと思いました。チャンネル視聴者でも見たことがないような2人が写し出されていると思います!

高橋優也ワールド全開で素敵ですね!学校での学びが活かされていることはありますか?

もちろんありますね!いろんなカメラを使ったり、カメラのモードを変えてみたり、スタジオでいろんな角度からのライティングを試しまくったりしました。なので、今撮影するとき「こうやって撮ればこうなる」ってすぐ反応できます。あと、在学中に一般の方を1000人以上撮ったんです。この経験があったので、今回の2人のようにプロのモデルじゃない方やモデルに慣れていない方の撮影でも、問題なく取り組むことができています!

©高橋優也

入学前から方向性がぶれないと噂に聞きましたが、どんな高校生だったんですか?

高校生の時は好きなものばっかり撮ってました。身内や友達に「優也すごいな!」って言われたり、びっくりさせたり喜ばせることが快感で楽しくて、写真の道を選びました。 自分の好きなものだけを撮ってる状態では生活できないって思われがちですが、意外と出来ちゃうんです。思ってるほど難しくないってことは、今、写真の道に進むかどうか悩んでいる方に言いたいですね!

プロになって6年目となりますが、今、どんなことを考えていますか?

会社や媒体に縛られずに、100%自分の好きな世界観を撮って生きていきたいんです。生意気かもしれませんが、順調にキャリアを積むことはぶっちゃけ誰でもできるし、後からでもできるんじゃないかと思います。もっと今しかできないことや誰もやってないことをやって、唯一無二の存在になって埋もれないようにしたいと考えています。
今回も写真を撮るだけじゃなく、場所もグッズもディレクションしています。制作担当の方もしっかり意図を読み取ってくれ、思った通りに仕上がって大満足です!最近やっとやりたいことが形になってきたと実感していますね。でも、次はもっと規模が大きいことをやろうと思ってます!

高橋さんに共感し、一緒に仕事をしたいという同志が増えてきているんですね。今後の展望を少し聞かせてください!

©高橋優也 もっと一般の人が楽しめるようなエンターテイメント性のある写真展を作っていきたいです。静かに写真を眺める展示もいいですが、僕はみんなが「これかっこいい!」とか声に出して楽しめる写真展を作りたい。写真展って堅苦しいようなイメージもありますが、気軽に楽しめるエンターテイメントとして、ハードルを下げていきたいです。被写体に選ぶ方も、日々面白いことに挑戦したり話題性のある方にお願いしていますが、次はもっと大きく!東京ドーム規模の写真展も夢じゃないって思ってます!

想像を遥かに超えてきますね…!
新しいことに挑戦するのは難しくはないですか?

©高橋優也 かっこいいことを言いたいわけじゃないんですけど、失敗が怖いとか同業者から後ろ指を指されるとか、そういうことは考えないようにしてます。メンタルは強くないし日々傷ついてるんですけど(笑)、自分に負けたくない気持ちの方が強いです!それに、周りにこんなことしたい!って言うと手を貸してくれる人が絶対います。やりたいことは、声に出すべきですね!

「やりたいと思っていることは昔から変わらない」と語った高橋さん。 卒業後、順調に歩んできたと思われがちですが、フォトグラファー生命が断たれるかもしれない危機を何度も経験してきたとのこと。それでも、やりたいことをどんどん形にできているのは、「これをやりたい!」という自分に正直でシンプルな強い想いが原動力としてあるからではないかと感じました。高橋さんのお話を聞いていると、信念を曲げず行動し続けることで、夢は夢で終わらず、必ず叶えられるものなのかもしれないという希望が芽生えました。それと同時に、次は何を見せてくれるんだろう!という期待が高まりました。高橋さんの今後の活躍も見逃せません!

●Plofile
高橋 優也(たかはし ゆうや)

instagram:@yuyatakahashi.monster
twitter:@YUYA_STER
facebookhttps://www.facebook.com/yuya.takahashi.1865

日本写真芸術専門学校 2014年度卒。 写真家のレスリー・キー氏に師事し、 その後フリーランスとして幅広いジャンルで活躍。 現在は雑誌や広告の仕事のほか、 同世代のアーティストや俳優との作品作りに取り組んでいる。

高橋優也×としみつ×カンタ 写真展
「MOVE!!!」
東 京:2019年7月26日(金)~8月7日(水)
名古屋:2019年8月2日(金)~8月19日(月)
開催場所:GALLERY X BY PARCO

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