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【第12回高校生フォトグランプリ受賞者発表!!】

2025/10/10

写真やカメラが生活と密接につながり、写真の取り巻く環境は近年益々盛り上がりをみせています。

そのような状況のなか、表現する喜びや楽しさ、そして伝えることの重要性を感じてもらおうと、写真の専門学校で60年の実績をもつ本校が「高校生フォトグランプリ」を実施しています。

記念すべき第12回目の選考会では、キヤノンマーケティングジャパン株式会社ご協賛のもと、本校講師陣および特別審査員として鶴巻育子氏・女鹿成二氏を招聘し、全1626作品の中から各賞が決定しました!

 

 ~受賞作品紹介~

★グランプリ★

佐々木 小絢 さん
(徳島県立徳島商業高等学校)

タイトル:『だいすき日々へ』

作品説明: この景色は全て学校の景色だ。放課後になると、慌ただしい廊下、教室は静寂に包まれ、部活生だけの空間になる。バスケ部のシューズの音、野球部の声かけ、吹奏楽部のそれぞれの音、この音が私の青春。いつも聴いている音が卒業したら滅多に聴くことがなくなる貴重な音。私はこの景色も音もだいすきだ
 

審査員:女鹿 成二

コメント: 今、この瞬間を名残惜しくも大切に想っている気持ちと写真に残すことの良さが素直に伝わってきました。すっと放課後の音が聞こえてきたり、心地よい余韻を感じる素敵な作品でした。
 

 

 

 

★準グランプリ★

東 明日翔 さん
(中央大学杉並高等学校)

タイトル:『沈黙との対話』

作品説明: 孤独と向き合う沈黙の時間――それが、私にとって最も「大切な瞬間」です。 山頂で光に包まれたその時、確かに一人でしたが、不思議と心は安らぎに満ちていました。 沈黙と向き合う時間は、ときに苦難を伴います。しかし、その静寂を受け入れた先にこそ、希望の光が差し込むのだと、この瞬間が教えてくれました。
 

 審査員:ハービー・山口

コメント: 東さんの作品は佐々木さんのナチュラルな撮り方とは対象的に、じっくりと作り込まれた作品です。逆もまた真なりという言葉がるように、どちらの方法も正しいのです。東さんは孤独が自分に何を与えるのかを考え、それは明日への希望につながるのだというポジティブな結論に至りました。画面に中の孤独なシルエット、雲から差し込む救いという光とは。写真を見る者に多くの示唆を投げかけてくれています。
 

 

 

 

☆優秀賞(1枚部門)☆

大川 莉子 さん
(啓明学院高等学校)

タイトル:『潮風』

作品説明: 夏の夕暮れに友達と海岸に行った
 

 審査員:女鹿 成二

コメント: 一見シンプルなポートレートながらも、心を委ねているような柔らかい被写体の笑みは、それまでの年月や関係性の積み重ねがあって撮ることができた瞬間なのだろうと想像できました。
 

 

 

高野 結衣 さん
(共立女子中学高等学校)

タイトル:『おそろい』

作品説明: 以前、祖父母にプレゼントしたお揃いのネックレスと共にパシャリ。祖父母の手と、私の手。
 

審査員:フジモリメグミ

コメント: コメントなくとも伝わる大切な想いを受けとることができる1枚です。一目みたときからずっと印象に残っており、写真の持つ魅力を再認識しました。 この1枚がこれからの糧になることを願います。
 

 

中原 颯汰 さん
(大阪府立工芸高等学校)

タイトル:『絆瞬の輝き。』

作品説明: 二度と訪れない、大切でかけがえのない奇跡の瞬間です。
 

審査員:秦 達夫

コメント: 柔らかな光を巧みに捉え、何気ない学園生活の一幕を独自の視点で切り取り、永遠に残したい一瞬として写真に刻んでいる。
 

 

 

 

☆優秀賞(組写真部門)☆

 中山 鈴花 さん
(沖縄県立浦添工業高等学校)

タイトル:『田渕家の土曜日』

作品説明: 屋根に登り猫を追いかけ、お父さんがお昼ご飯を作る。そして少しずつ少しずつ、大人になってゆく。家族へ、ありがとう。
 

審査員:鶴巻 育子

コメント: ある家族の何気ない日常。光を意識しながら、そっと見守るような優しい視線で美しく描かれています。平凡で変わらない日々の連続は、実は家族少しずつ変化していく尊い一瞬なんだと気付かされます。沖縄の風土も伝わる素敵な作品です。
 

 

 

 

 

 

  

西田 歩果 さん
(啓明学院高等学校)

タイトル:『もうすぐ非日常』

作品説明: 約5ヶ月後には、教室で友達と話す休み時間も、学校行事やその準備も、部活のフィールドワークも日常ではなくなるということへの寂しさと、この何気ない思い出への愛情が伝わればいいなと思います。
 

 審査員:ハービー・山口

コメント:高校生活が残り少なくなったと実感する時、2度と戻ってこないこの時間がとても貴重で切なく感じられます。そんな感情を素直に等身大で表現した作風に好感を持ちました。ブレている写真が1カット入っていますが、青春という揺れ動く心が表れています。
 

 

 

 

 

 

   

山中 すみれ さん
(和歌山県立神島高等学校)

タイトル:『思い出す』

作品説明: 私は地元をはなれ、九州の大学に行きます。和歌山での生活を思い出しながら生活していきます。
 

審査員:倉持 正実

コメント: 家族との日常がここにはあります。半年後には、この家族と離れて暮らす。誰もが経験する巣立ちの時季、次のステージへの期待と不安。全てを含めて『愛しい日々』なのだと、思い起こさせる作品でした。
 

 

 

 

 

 

  

 

☆写真部団体賞☆

福井県立丹生高等学校
沖縄県立浦添工業高等学校

 

☆入選(1枚部門)☆ (五十音順)

 

作品はこちら→https://npi.ac.jp/photograndprix-awards/2025awards/2025_photograndprix_single.pdf

 

浅野 野乃子 さん (神奈川県立藤沢総合高等学校)
『高校の狭間で』

阿部 佑華 さん (栃木県立鹿沼商工高等学校)
『勝敗の分かれ道』

新垣 遥大 さん (沖縄県立真和志高等学校)
『ダイビーーーーーング』

荒木 寛翔 さん (ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAKジャパン)
『Practice makes perfect』

飯田 千尋 さん (品川エトワール女子高等学校)
『幸せの一時』

飯山 悠大 さん (福島県立いわき総合高等学校)
『真剣勝負』

磯野 來未 さん (福井県立丹生高等学校)
『孵化』

磯村 虹太 さん (大阪府立工芸高等学校)
『sparkle』

市川 穂乃香 さん (向上高等学校)
『弾む心、踊る夜』

植田 葉瑠 さん (兵庫県立西宮高等学校)
『プライド』

上土井 莉音 さん (ルーテル学院中学・高等学校)
『あたりまえ』

植松 樹奈 さん (大阪府立工芸高等学校)
『化けるのも楽じゃないっ!』

大塚 菜南子 さん (福井県立丹生高等学校)
『あの日の悔しさ』

岡 朋樹 さん (岡山県立倉敷南高等学校)
『都会の巨人』

落合 遼太郎 さん (神奈川県立伊志田高等学校)
『あてもなく歩く、それが青春だった』

翁長 怜音 さん (沖縄県立真和志高等学校)
『回想』

片岡 優心 さん (大阪府立工芸高等学校)
『メイクアップ生活』

金井 咲葉 さん (大阪府立工芸高等学校)
『ばあちゃんフレーム』

金岡 彩葉 さん (愛知県立小牧南高等学校)
『君と話す瞬間』

川澄 桃花 さん (愛知県立安城高等学校)
『花火』

北口 菜海 さん (大阪府立生野高等学校)
『ミニフォトグラファー』

木山 巧幹 さん (東京都立世田谷総合高等学校)
『鳥のカップル』

櫛部 晋伝 さん (開明高等学校)
『走り続けた50年』

工藤 雫 さん (千葉県立千葉大宮高等学校)
『追い込み』

久保田 健斗 さん (茨城県立笠間高等学校)
『パイナップルじゃん!』

倉本 妃杏 さん (群馬県立富岡実業高等学校)
『あっぱれ!母ちゃん!』

小滝 理紗 さん (千葉県立長狭高等学校)
『時代の境目に立つ』

齊藤 泰地 さん (山形県立山形南高等学校)
『狙い』

酒井 陸 さん (東京都立大森高等学校)
『少し止まって話そうよ』

櫻井 千晴 さん (共立女子中学高等学校)
『空高く』

佐藤 巧弥 さん (宮城県泉松陵高等学校)
『最後の最高のステージ』

佐藤 花恋 さん (沖縄県立美来工科高等学校)
『小さなイタズラ、大きな笑顔』

佐藤 叶望 さん (埼玉栄高等学校)
『青春の音色』

竹内 海映 さん (香川県立多度津高等学校)
『青春の1ページ目』

玉木 美羽 さん (誠信高等学校)
『一瞬の素顔』

冨原 涼 さん (沖縄県立美来工科高等学校)
『廊下でダンシング』

中野 葵 さん (大阪府立生野高等学校)
『わ!』

西村 小晴 さん (兵庫県立神戸学園都市高等学校)
『ひかりの女の子』

二ノ宮 楓 さん (和光高等学校)
『マブしい友達』

野里 琉央 さん (沖縄県立美来工科高等学校)
『青春、全力疾走』

畠山 陽人 さん (東京都立武蔵村山高等学校)
『「佐野たちは見た!!」』

福地 一葉 さん (興学社高等学院)
『ゆうがなあさです』

福原 柏宇 さん (自修館中等教育学校)
『夏の夜の思い出』

牧 春凪 さん (東京都立高島高等学校)
『こっちからも逆さま、あっちからも逆さま』

松下 香歩 さん (大阪府立柴島高等学校)
『ラストシーン』

宮井 俊輔 さん (筑紫台高等学校)
『日傘少年と猫』

宮城 さゆり さん (茨城県立笠間高等学校)
『私と妹だけの時間』

森田 唯 さん (沖縄県立那覇工業高等学校)
『夏の未練』

矢野 渉 さん (藤沢翔陵高等学校)
『猫の朝』

山田 桃香 さん (群馬県立伊勢崎興陽高等学校)
『はしゃぐ姿』

山本 渚 さん (福岡県立柏陵高等学校)
『ゴール!!』

吉澤 幸真 さん (クラーク記念国際高等学校)
『眼鏡を外したその先に。』

林 世偉 さん (国立台北科技大学五年制専科部)
『手作りの温もり』

渡邊 一樺 さん (神奈川県立城郷高等学校)
『わくわく』

藁科 怜 さん (北海道東川高等学校)
『入り混じてゆくもの』

 

 

☆入選(組写真部門)☆ (五十音順)

 

作品はこちら→https://npi.ac.jp/photograndprix-awards/2025awards/2025_photograndprix_set.pdf

 

岡 凛花 さん (和歌山県立神島高等学校)
『ありがとう』

岡本 なな さん (徳島県立徳島商業高等学校)
『冬の放課後』

幸地 今梨 さん (沖縄県立浦添工業高等学校)
『手のひらの温もり』

白川 和磨 さん (鹿児島県立沖永良部高等学校)
『海』

杉本 そら さん (高崎商科大学附属高等学校)
『視る、その先へ』

須藤 夏花 さん (横浜雙葉中学高等学校)
『影のかたち』

竹野 陽向子 さん (豊川高等学校)
『心をひとつに』

田島 心平 さん (おおぞら高等学院)
『Sister』

田中 友結 さん (共立女子中学高等学校)
『秘密の放課後』

中山 鈴花 さん (沖縄県立浦添工業高等学校)
『勝利を』

硲 かのん さん (和歌山県立神島高等学校)
『最生』

濱田 奏斗 さん (済美高等学校)
『日差しの下の音色』

ピヒラー 万里愛 さん (FUKUOKA INTERNATIONAL SCHOOL)
『水に刻まれる光』

ボウスキル 友樹 さん (The British School in Tokyo)
『RUSH』

光旗 弥里 さん (倉敷翠松高等学校)
『永遠の友情を』

宮城 芽唯 さん (沖縄県立美来工科高等学校)
『島時間に包まれて』

森園 晃誠 さん (鹿児島県立屋久島高等学校)
『特別で普通な青い春』

森脇 葵 さん (目黒日本大学高等学校)
『箱根に差し込む光』

山根 楓 さん (和歌山県立神島高等学校)
『春か?夏か?』

 

受賞者の皆様、おめでとうございます!

また残念ながら、今回受賞を逃した皆様の中にも、素質を感じさせる作品が多々見受けられました。
事務局一同、今後のご活躍に期待しております。

たくさんのご応募、ありがとうございました!