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TRINITY 瞬間と永遠 ── Past, Present, Future|vol.02 写真家 馬場磨貴×写真評論家 鳥原学

過去・現在・未来の視点から、ひとりの写真家の軌跡に迫る。

誰かの「選択」に触れるとき、自分の輪郭が立ち上がる。
写真家の過去・現在・未来を紐解きながら、「どう生き、何を見つめ、何を未来へ手渡そうとしているのか」を探るトークシリーズです。

三つの時間軸を往還しながら、ひとりの表現者の軌跡に迫ります。作家本人の声に耳を傾ける回。あるいは、専門家が時代背景とともに、その視線や思想を読み解く回。シャッターが切られる「瞬間」の背後には、その人が積み重ねてきた膨大な時間と、無数の選択があります。

ここで語られるのは、写真の話であって、写真だけの話ではありません。
一枚の写真の向こう側にある、プロフェッショナルとしての生き方や価値観。それに触れることは、私たち自身の見えない未来を照らし出すことでもあります。無数の選択の軌跡をたどり、次の一歩を考える。そんな時間が、ここにあります。

【登壇:馬場磨貴】人間の存在と実存を、ポートレート写真で問いかける

今回取り上げる写真家は、馬場磨貴氏。身体、生命、母性、女性性といったアプローチから人間の存在そのものを問う、ポートレートを中心とした写真作品を制作している作家です。

妊娠と流産、東日本大震災での被災といった体験が反映された『We are here』、社会で共有される “母親像” の自明性を、子育てを経たうえで見つめ直した『DONOR』を始め、馬場氏の作品には自身の人生経験や、そのときどきに感じたこと、考えたことが色濃く息づいています。

私のお腹の中に起こった生と死は、女性が意志の力ではどうにもならない弱い存在であることを気づかせてくれた。(中略)ある日街を歩いていて突然閃いた。目の前のビルの合間から、巨大な妊婦が現れた。その大きな姿に解放感とたまらない安心感を覚えた。
――馬場磨貴『We are here』より

子育てが一段落した今、ふと問いがよぎります。母性とは、一体何なのだろう。私が知っている母たちは、賢母でも慈母でもありません。幸福を抱きながらも、血の通った複雑な女性たちです。(中略)ボーヴォワールが「女は女に生まれるのではなく、女になるのだ」と語ったように、女性は母になるために生まれたわけではありません。
――馬場磨貴『DONOR』より

今回は馬場氏がこれまで発表してきた作品集を辿りながら、写真を通して見つめてきたもの、そして現在の表現に至るまでの歩みを読み解いていきます。

写真を学ぶ方はもちろん、表現やものづくり、人生の選択について考えたい方にもおすすめのトークイベントです。皆さまのご参加をお待ちしております。

■開始時間 18:30
■終了時間 20:00

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9/17(木)

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