スティーブン・ショア オンライントークショー「未来の写真家たちへ Message from the Masters of Photography vol.4」を開催しました。
このオンライントークショーは、写真家を志す、すべての方に向けて、写真界の巨匠たちが自身の写真家としての経験や写真に対する哲学を語っていただくものです。
アレック・ソス、スティーブ・マッカリー、スーザン・メイゼラスに続く第4弾。アメリカ現代写真の巨匠、スティーブン・ショア氏に登壇いただきました。

トークショーではショアが写真家として影響を受けた出会いや出来事から、彼がどのようにして現在の写真のスタイルにたどり着いたのかを丁寧に語っていただきました。また、代表作である『Uncommon Places』や『American Surfaces』がどのように生まれたのか、作品制作について自身の考えなどを解説していただきました。
最後にショアが学生たちに送ったアドバイスは、「美しい写真、良い写真を撮ろうとしないことです。なぜなら良い写真というのはプロセスの産物でしかないからです」というものでした。今、写真を学ぶ学生たちに写真を撮る目的について考えてみてほしいというメッセージでした。ショアにとってのアンディ・ウォーホルとの出会いのように、学生たちにとってもこれからの写真家人生において大切な出会いになりました。

この日のために世界中から参加してくださったみなさま、本日の通訳を担当してくださった元マグナム・フォト東京支社 ディレクターの小川潤子さまに感謝を申し上げます。
最後に、今回、我々の呼びかけに快く協力していただいたスティーブン・ショア氏に心より感謝を申し上げます。
今後もNPIでは未来の写真家たちや、写真に興味を持っている方のために、これからも様々な機会を実施していきます。