フォトフィールドワークゼミ、総合写真研究ゼミ、フォトアートゼミの1年生が受ける「フォトプレゼンテーション演習Ⅰ」を紹介します!
この授業では、写真の編集や展示方法に関する基礎知識を身に付けることを目指しています。
年間を通してさまざまな展示会を見学し、学内での展示も実践することで、自分の写真を通じた表現力や、伝えたい思いをしっかり届けるプレゼンテーションの力を身につけていくことを目的としています。
担当していただくのは写真家として活躍をされているフジモリメグミ先生です。
この日は、ふげん社で開催されていた川島小鳥さんの写真展「サランラン/사란란」と、Jam Photo Galleryで開催されていた鶴巻育子さんの「ALT」を見学しました。
「サランラン/사란란」は、川島さんが高校生の頃に訪れたソウルの街を、30年後に写真家として再び歩きながら記録した7ヶ月の作品。
自然体で街に溶け込み、出会いや風景に反応してシャッターを切るその姿勢に、学生たちも“写真を撮る原点”を感じ取っていたようです。
一方、「ALT」は、視覚障害者との対話を通して“見ること”の本質に迫るプロジェクト。
展示では「※写真はイメージです」のセクションを中心に、視覚の多様性やコミュニケーションの意味を考えさせられる内容となっており、学生たちにも深い気づきがありました。
川島小鳥さんの写真展「サランラン/사란란」
鶴巻育子さんの写真展「ALT」、鶴巻さんご本人に作品の解説を行っていただきました。
展示を見に行ったあと、インスピレーションを受けてスクラップブックの制作に取り掛かりました。
学生たちは、自分で撮影した写真や雑誌の切り抜きを使って、過去の自分の写真を交えて自由な発想でコラージュをして、自分を知ってもらうきっかけにもなるスクラップブックを制作しました。
そして、学内でスクラップブックを展示し、授業内で発表をしました。