スーザン・メイゼラス オンライントークショー「未来の写真家たちへ Message from the Masters of Photography vol.3」を開催しました。
このオンライントークショーは写真家を志す、すべての方に向けて、写真界の巨匠たちが自身の写真家としての経験や写真に対する哲学を語ってもらっています。
2021年のアレック・ソス、2022年のスティーブ・マッカリーに続き、今年は世界的写真家集団マグナム・フォトの会長を務めるスーザン・メイゼラスに登壇いただきました。

トークショーはスーザンが若かりし頃に、初めて撮影したセルフポートレートの写真からはじまりました。
スーザンはカメラが持つ威圧感を取り除くために、被写体に撮影した写真を見せ、感想をインタビーしていきました。
被写体との関係を大切にするスーザンのスタイルのこの時からはじまりました。


今回紹介していただいた彼女のプロジェクトは自分自身も想像していなかったほど長く継続しているそうです。
”被写体との関係性を築くことがとても大切、私と彼女たちとの関係は今でも続いている。彼女たちの人生のプロセスを撮れたことはとても重要なことなの。”
スーザンは学生たちへ写真家として被写体との関わり方の重要性を語ってくれました。

そして、トークショーの最後に未来の写真家たちへ、メッセージをいただきました。

”自分自身でいてください。自分にとって何がいいのか、どんなふうにしたら良い状態でいられるかを知ってください。恐れずに自分の道を切り開いてください。
自分が何を社会と共有したいのかを見出してください。それを写真で共有してください。
将来、皆さんのすばらしい作品を見られることを楽しみにしています。”

この日のために世界中から参加してくださったみなさま、準備段階からサポートいただき、本日の通訳を担当してくださった元マグナム・フォト東京支社 ディレクターの小川潤子さまに感謝を申し上げます。
最後に、今回、我々の呼びかけに快く協力していただいたスーザン・メイゼラス氏に心より感謝を申し上げます。
今後もNPIでは未来の写真家たちや写真に興味を持っている方のために、これからも様々な機会を実施していきます。