学生は、撮影時の工夫や在学中の過ごし方、卒業後にどんな方法で自分を売り出していくかなどを先輩から学んでいきました。

田上さんクラスでは、学生に現場のスピード感を知ってもらうために機材の組み立てから撮影、解体までを見せていただきました。

撮影時間わずか5分のスピード感に学生は圧倒されていましたが、

その後に撮影課題を与えられ、学校周辺で短時間の撮影に挑戦しました。

ユーリアさんのクラスでは、ユーリアさんが学生一人一人に写真を見てアドバイスをしてくださいました。

海外での作品制作の経験や、大きな会場での展示、ギャラリーでのワークショップでの経験を交えながら、学生たちの目標に沿ってお話しいただきました。

川嶋さんクラスでは、ウイグル自治区やウクライナで出会った方のポートレート写真を見ながら、川嶋さんの体験をお話ししていただきました。

渡航費や、現地の方々の反応、危険な地域での取材は怖くないですか？など、学生からの質問は絶えませんでした。

各クラスのワークショップ終了後には満足そうに帰っていく学生の姿が見られ、彼らのこれからの成長が楽しみになりました。

田上さん、ユーリアさん、川嶋さん、ありがとうございました！

・田上　浩一（たのうえ　こういち）さん

商業、雑誌系の写真家/フォトグラファー。

著名人を撮影することも多く、以前は六本木スタジオでアシスタントをしていました。

・ Yulia Skogoreva（ユーリア・スコーゴレワ）さん

東京を拠点に活動するアーティスト写真家。

元講師の公文健太郎さんと共に展示を開催中。

・川嶋　久人（かわしま　ひさと）さん

アルバイトをしながら、ウイグル自治区やウクライナを取材撮影している写真家。

在学時を含み長年続けていた撮影で、のちに名取洋之助写真賞を受賞。